見付かぼちゃの特徴
見付かぼちゃは、粉質、ホクホク感の西洋かぼちゃに比べて、粘質、ねっとり感で食感が全く異なります。このことは喉通りがよく、高齢者や幼児向きの食材といえます。栄養価的には西洋かぼちゃと比べ、一長一短がありますが、カロリーが少なく、タンパク質やカルシウムが多く、よりヘルシーな食材といえます。更に水分が多いためにサラダ等の生食により、酵素を摂取することもでき、また、皮が柔らかく、皮ごと食することができるため、実と皮との間にある栄養価の高い部分も食する事ができます。
かぼちゃは老化を予防し体の免疫力を高める栄養成分(カロテン)が多く含まれます。カロテンは油類と共にとると吸収が高められるので、天ぷらなどの料理にも適しています。
また、西洋カボチャに比べ葉酸が豊富に含まれるため、妊娠中の方にも最適な食物です。
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≪食べ比べてみた比較・食感≫
- 見付かぼちゃ: 粘質、ねっとり感あり、飲み込み易い
- 西洋かぼちゃ: 粉質、ほくほく感あり、むせる
見付かぼちゃの栄養価
≪栄養価の比較(100g中の含有量)≫
成分 | 見付かぼちゃ (日本かぼちゃ) | 西洋カボチャ |
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カロリー(kcal) | 60 | 93 |
タンパク質(g) | 1.9 | 1.6 |
炭水化物(g) | 13.3 | 21.3 |
カリウム(mg) | 480 | 430 |
カルシウム(mg) | 24 | 14 |
マグネシウム(mg) | 15 | 24 |
リン(mg) | 50 | 43 |
αカロテン(μg) | 45 | 18 |
βカロテン(μg) | 810 | 3900 |
ビタミンB1(mg) | 0.08 | 0.07 |
葉酸(ビタミンB複合体)(μg) | 75 | 38 |
(データ出所:日本食品標準成分表2015年版)